特別展示
吉田の金と上出の青
錦山窯×上出長右衛門窯@窯まつり
【入場無料】
錦山窯と上出長右衛門窯のコラボレーション展を開催。
九谷焼を代表する窯元、錦山窯と上出長右衛門窯。開窯から100年を経た二つの窯元の歩みが初めて出会ったセイコーハウス銀座から数ヶ月、地元石川への巡回展をギャラリー嘸旦からバトンを引き継いで窯まつりにて開催します。
トークイベント
錦山窯の四代目・吉田幸央、京都の手作り茶筒の老舗、開化堂の六代目・八木隆裕と、長右衛門窯の六代目・上出惠悟によるトークイベントを開催します。
5月4日(土・祝)
10:30~ 上出惠悟×開化堂・八木隆裕
13:30~ 上出惠悟×錦山窯・吉田幸央
八木 隆裕 Takahiro Yagi
1974年生まれ。京都で約150年、茶筒づくりを続ける開化堂の六代目当主。
1997年、京都産業大学外国語学部英米語学科卒業。2000年、開化堂入社。
創業当時よりつくり続けてきた茶筒の技術習得に励む傍ら、BtoBからBtoCへと客層を変化させ、国内のみならず海外市場にも積極的に進出。ロンドンを皮切りに、ヨーロッパ、北米、台湾を始めとしたアジアにも力を入れている。また、世界のお茶関係を中心に、デザイン関係やインテリア関係にも展開し、顧客には世界のセレブリティも多数抱えている。
2012年より、京都の伝統工芸を担う同世代の若手後継者によるプロジェクト「GO ON」を結成し、国内外で伝統工芸を広める活動を行なう。
2014年には、開化堂の茶筒がロンドンのヴィクトリア&アルバートミュージアムのパーマネントコレクション(永久展示品)に選出され、2015年にもパリ装飾美術館、デザインミュージアムデンマーク等のパーマネントコレクションに選出された。
2018年、京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員に就任。
吉田 幸央 Yukio Yoshida
1960年生まれ。石川県小松市の九谷焼窯元・錦山窯の四代目当主。
1997 国際色絵陶磁器コンペティション97九谷準大賞
1999 国際陶芸ビエンナーレ99特別賞
2009 伝統九谷焼工芸展大賞
2010 日本伝統工芸展高松宮記念賞 2013 現代の日本工芸展(米国森上博物館)
日本伝工芸展60回記念「工芸からKOGEIへ」展(東京国立近代美術館工芸館)
2014 第19回MOA岡田茂吉賞展(熱海市MOA美術館)
2020 Kogei2020 (東京国立博物館表慶館)
2022 未来へつなぐ陶芸-伝統工芸のチカラ展(パナソニック汐留美術館・国立工芸館・その他)
特別出店
「輪島キリモト」(漆器)
能登半島地震で被災した輪島より出店。
石川県輪島の地で200年以上にわたり「木と漆」に携わって来た「輪島キリモト」。震災に遭った倉庫から救い出した製造休止品や試作品など、長右衛門窯とも相性の良いレアな器やお盆、箸などが並びます。
5月3日・4日